ペット避難所について
目的
ペットを家族の一員として共に暮らす方が増えている今、大規模災害が発生した場合にペットの避難をどう考えるかは、非常に重要な問題です。
避難所は様々な事情や価値観を持つ被災者が共同生活を営む場所であり、ペットの受け入れについては、ペット飼育者と非飼育者との間に温度差があります。そのため、災害時にペットを巡るトラブルは少なくありません。
以下のガイドラインは、ペットの飼い主の責任・義務について明確にするとともに、避難所におけるペットの受け入れ及び飼育管理の指針を定めるものです。
避難所におけるペット同行避難ガイドライン (PDFファイル: 360.5KB)
制度の概要
ペットの定義
本ガイドラインにおいて、ペットとは、家庭で飼育している動物のうち、犬や猫などの小型の哺乳類と鳥類及び爬虫類を意味します。ただし、特定動物や特定外来生物に指定された動物、これらに類する動物は含みません。(環境省ガイドラインに準拠)
同行避難の原則
避難所へのペットの避難については、飼い主とペットの同行避難を原則とします。
同行避難とは、災害発生時に、飼い主が飼育しているペットと一緒に避難所等に避難することを意味します。避難行動を示す言葉であり、避難所において、飼い主とペットが同室で避難生活を送ることを意味するものではありません。
同行避難が可能な避難所
ペットが同行避難可能な避難所は、以下の避難所となります。
- 鶴田中央公民館
- 薩摩農村環境改善センター

ペット避難スペース【鶴田中央公民館】

ペット避難スペース【薩摩農村環境改善センター】
飼育方法について
- ペットは必ずキャリーケースやケージに入れ、出さないようにすること
- エサの時間を決めておき、終わったら片付けること
- 夜間はペットとのふれあいを控えること
- 定期的に清掃を行い、臭いの発生防止に努めること
- 犬の散歩で発生したフンは確実に片付けること(飼育スペースでの糞尿等の処理を同様です)
- 建物の壁や床を汚さないように気をつけること(万が一汚した場合は、飼い主の方が掃除をして、必ず職員に報告してください。)
その他
平常時の準備(避難するための準備)
ペットの飼育に必要な物は、飼い主が自らで用意します。避難所にはペットフードを始めとするペット用品の備蓄はなく、支援物資が届くのに時間がかかるため、事前に十分な量を準備しておく必要があります。
- 同行避難時に必要な資材の準備(ペットフード、飲料水、医薬品、トイレ用品等)
- ペットに身元表示(首輪や名札などで身元表示)
- ペットのしつけ
- 健康管理種(ワクチンの接種や寄生虫の駆除など)
更新日:2025年03月26日