水道料金改定のお知らせ
令和6年4月1日から水道料金が変わります(令和6年5月請求分から)
水道事業は「独立採算制」といって、施設の管理費、修繕費、水を送るための電気代、水質を守るための薬品代など、経営に必要な費用を皆さんからの水道料金で運営されています。しかし、給水人口と水道使用量は年々減少傾向にあり、経営環境は厳しい状況にあります。「水」は私たちの生活にとって、なくてはならないものです。安全・安心な「水」を安定して届けるために皆さんのご理解をお願いします。
なぜ水道料金の改定を行うの?
1 給水人口、水道使用量の減少に伴う水道料金の収入減少
給水人口と水道使用量は減少傾向にあり、今後も同様に減少することが予測されます。
<使用水量と料金収入の推移>
2 水道施設の老朽化
≪老朽管からの漏水の状況≫
町内には水道管が約450km埋設されており、令和4年度末でその約2割が法定耐用年数(40年)を越えた管路となっています。
3 困難な財政運営
給水人口の減少に伴い料金収入が減少傾向にある中、水道施設や水道管の維持管理や更新に多額な費用がかかるなど、水道事業の経営環境は厳しさを増しており、経常収支においては、2年連続の赤字となっています。
改定後の料金はどうなるの?
口径 | 13ミリ | 20ミリ | 25ミリ | 40ミリ | 50ミリ | 75ミリ | 100ミリ |
現在 |
700円 |
1,130円 | 2,070円 | 5,540円 | 6,790円 | 13,590円 | 28,030円 |
改定後 | 750円 | 1,230円 | 2,220円 | 5,740円 | 7,090円 | 13,990円 | 28,530円 |
差額 | 50円 | 100円 | 150円 | 200円 | 300円 | 400円 | 500円 |
◎口径は、全体の94%が13mm口径です。
一般家庭では、ほとんどが13mm口径ですが、毎月の検針お知らせ票に記載してありますのでご確認ください。
使用量(㎥) | 1~10㎥ | 11~20㎥ | 21~30㎥ | 31㎥以上 |
現在 | 70円 | 120円 | 140円 | 160円 |
改定後 | 80円 | 135円 | 160円 | 185円 |
差額 | 10円 | 15円 | 20円 | 25円 |
◎使用水量は、10㎥以下が最も多く47%を占めており、全体の約90%が30㎥以下です。
平均すると1戸あたり約20㎥です。
最も多い13mm口径で使用水量ごとに料金を比較すると次のようになります。
使用量(㎥) | 10㎥ | 20㎥ | 30㎥ | 40㎥ | 50㎥ |
現在 | 1,400円 | 2,600円 | 4,000円 | 5,600円 | 7,200円 |
改定後 | 1,550円 | 2,900円 | 4,500円 | 6,350円 | 8,200円 |
差額 | 150円 | 300円 | 500円 | 750円 | 1,000円 |
◎計算方法(例)口径13mm、使用水量22㎥の場合
基本料金750円+従量料金(10㎥×80円+10㎥×135円+2㎥×160円)=3,220円(×消費税10%=3,540円)
どんな方法で見直しを行うの?
- 日本水道協会が示す「水道料金算定要領」に基づき算定するとともに、類似団体や近隣市町の水道料金を考慮して調整します。
- 「水道料金算定要領」では、料金の算定となる期間を概ね3年から5年を基準に設定することが望ましいとされており、今回は令和6年度から令和10年度までの5年間の必要経費を算出し、水道料金単価を算定します。
上水道は、前回の料金改定がH29年度で、今回7年ぶりの改定となり改定率は+12.0%です。(5年間で1億8千万円の増収となる見込み。)
なお、新料金については、令和6年5月請求分(4月使用分)から適用されます。
この記事に関するお問い合わせ先
さつま町役場 水道課 水道管理係
〒895-1803
鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城屋地1565番地2
電話番号:0996-26-1830
ファックス:0996-52-3514
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更新日:2024年01月10日