鶴田手漉和紙
鶴田手漉和紙を使用した灯篭
鶴田手漉和紙は手揉み茶を作る際の茶取り紙として漉かれたことが始まりです。和紙は火に強く、今でも品質の高い茶を取り扱う際には欠かせない存在です。
現在、さつま町ではこの伝統工芸技術を継承した4代目の製品を見ることができます。
自家栽培の梶を使用し、11月から3月の寒い時期に製造されています。地域の学校では卒業生が「紙漉き体験」を行い、自分の卒業証書の和紙を漉いています。
梶の皮剝ぎ風景
和紙作りの工程の一つ「梶の皮剝ぎ」が行われ、紙漉きに使う約1年分の皮を剥ぎました。
梶の木を蒸している様子
皮剥ぎの様子
皮を乾かしている様子
新芽が出る前の梶の木を窯で約2時間ほど蒸し、皮を剥ぎます。剥いだ皮は、十分に乾燥させて水にさらし不純物を洗い流します。
その後、苛性ソーダで煮て、漂白・灰汁抜きをして塵などを丁寧に取り除きます。
繊維を叩いてバラバラにし、水と細かく砕いた紙料をよく混ぜ、トロロアオイ(天然のり)を入れかき混ぜることで、手漉和紙の原料が出来上がります。
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更新日:2024年03月01日