水道水における有機フッ素化合物(PFAS)について

更新日:2024年12月13日

有機フッ素化合物とは

有機フッ素化合物とは、炭素とフッ素の結合をもつ有機化合物であり、その総称をPFAS(ペルフルオロアルキル化合物及びポリフルオロアルキル化合物)と呼んでいます。
代表的なものとして、PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)があります。

これらの化合物はコーティング剤や泡消火剤など、幅広い用途において用いられていました。しかし、環境中で分解されにくく、蓄積性が高い物質であることから、現在では国内における製造・輸入等が原則禁止されています。

水道水におけるPFASの基準

令和2年4月1日に、厚生労働省が「PFOS及びPFOA」を水質管理目標設定項目(※1)に位置づけ、暫定目標値(※2)を「PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L」(※3)と定めています。

(注釈)

1.水道水中で検出される可能性があるなど水質管理上留意する項目です。将来にわたる水道水の安全性の確保などに万全を期するため、目標値が設定されています。

2.体重50kgの人が一生涯にわたり毎日2Lの水を摂取しても、健康に悪影響を及ぼさないとする値として国が設定したものです。

3.1ng(ナノグラム)は1gの10億分の1

健康への影響

人の健康への影響は、コレステロール値の上昇や発がん性などが報告されていますが、国際的にも科学的な知見が不十分です。国内においても、引き続き毒性評価の情報収集、検出状況の把握を進めることとしています。

なお、環境省が作成した「PFOS、PFOAに関するQ&A集」によると、国内において、PFOS、PFOAの摂取が主たる要因とみられる個人の健康被害発生したという事例は確認されておりません。

さつま町における検査結果

本町では、町内の水道水源(30箇所)についてPFOS及びPFOAの検査を実施した結果、その全てにおいて国の暫定目標値を大きく下回っていることから、水道水の安全性は確保されていることが確認できました。

なお、検査結果は下記のとおりです。

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