河川水質検査結果

更新日:2024年10月09日

町内の河川について、毎年2回の水質測定を実施しています。実施時期は、夏1回、冬1回で、19地点を対象としています。

環境基準

人の健康の保護及び生活環境の保全のために維持されることが望ましい基準として決められた目標値。
人の健康の保護に関しては全国共通の基準値であるが、生活環境の保全に関しては地域ごとに基準値が定められている。

検査項目の用語解説

P H( 水素イオン濃度)

P H は水の酸性・中性・アルカリ性の度合いを表す指標です。
P H が7 のとき中性でそれより大きいとアルカリ性、小さいと酸性です。
河川水では、通常7 付近ですが、海水の混入、温泉水の混入、流域の地質、人為汚染、植物プランクトンの光合成などにより酸性あるいはアルカリ性になります。
河川では、通常P H 6.5 ~ 8.5 が生物の生育に適しています。

B OD (生物化学的酸素要求量)

川の汚れの程度を測る代表的な尺度です。水中の汚れ( 有機物) は微生物により分解されますが、その時に消費する酸素の量をBOD と言い、BOD の値が大きければ水が汚れていることを表します。

S S( 浮遊物質量)

浮遊物質は水中に浮遊又は懸濁している直径2 ミリメートル 以下の粒子状物質のことで、沈降性の少ない粘土鉱物による微粒子、動植物プランクトンやその死骸・分解物・付着する微生物、下水、工場排水などに由来する有機物や金属の沈殿物が含まれています。
浮遊物質が多いと透明度等の外観が悪くなるほか、魚類のえらを塞いで死なせたり、光の透過が妨げられ水中植物の光合成を阻害したり、有機性粒子は、沈殿後腐敗分解し悪臭を発生したり作物の根を損傷することがあります。

D O( 溶存酸素)

水中に溶けている酸素量のことで、溶解量は水温、気圧、塩分で、汚れの程度により変化します。汚染度の高い水中では、自浄作用により消費される酸素量が多いので溶存酸素量は少なくなります。きれいな水ほど酸素は多く含まれます。

大腸菌数

大腸菌を培地で培養し、発育したコロニー数を数えることで算出され、水のふん便汚染の指標として使われる数値です。値が小さいほどヒトや動物からの排泄物による汚染が少ないと言えます。

水質検査結果