イヌマキ(ヒトツバ)の害虫キオビエダシャク大量発生に注意

更新日:2024年04月01日

キオビエダシャクとは

成虫(蛾)

キオビエダシャクの成虫の写真
  • 開長約6センチ
  • 体長約2センチ
  • 羽色は濃紺に黄色の帯がある

幼虫(シャクトリムシ)

キオビエダシャクの幼虫の写真
  • 体長約5センチ
  • 黒、黄色、オレンジのまだら模様
  • 振動を与えると糸を吐いて垂れ下がる

発生

年3~4回(4月~11月頃)

被害

成虫そのものにイヌマキに対する害はありませんが、成虫がイヌマキの樹皮の裂け目や付け根の粗皮部に卵を産みつけ、ふ化した幼虫がイヌマキの葉を食べて木を枯らし、枯死することもあります。

対策

  1. 幼虫が少ない場合は木をゆすって落ちてきた幼虫を捕殺します。
  2. 木の根もとの土中には茶褐色のさなぎがいるので、掘り起こして捕殺します。
  3. 幼虫が大量発生している場合には、薬剤散布が効果的です。
    成虫やさなぎには効果が見られません
薬剤一覧
薬剤名 ロックオン スプラサイド(乳剤) トレボン(乳剤)
希釈倍数 1,000倍 1,500~2,000倍 4,000倍
薬剤持続期間 約3か月 約3日 約3日
散布適期 発生前(4~5月)・幼虫期 幼虫期 幼虫期

薬剤は近くのホームセンター、農協、園芸品店などの農薬取扱店で購入してください。

薬剤ごとの希釈倍数は必ず守ってください。(決められた希釈倍数より濃い濃度では散布できません。)

スプラサイド乳剤は劇物のため、購入の際は印鑑、身分証明が必要です。

薬剤散布上の注意

薬剤散布を行う場合は、事前に近所の方に連絡し、使用方法や取り扱いを正しく守り、風がないときに飛散防止対策を行ったうえで、むらなく葉の裏までかかるように散布してください。

ご自身で薬剤散布ができない方は、造園業者やさつま町シルバー人材センター等にご相談ください。ただし、業者による薬剤散布は有料です。

動力噴霧器の貸し出しについて

町内で薬剤散布を公民会等グループや2戸以上の世帯で共同で行う場合は、町の保有する自走式噴霧器を貸し出します。薬剤や燃料などは各自で負担していただきます。

ご希望の方は農林課林政係までお尋ねください。

この記事に関するお問い合わせ先

さつま町役場 農林課 林政係

〒895-1803
鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城屋地1565番地2
電話番号:0996-24-8949
ファックス:0996-52-3514
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