イヌマキ(ヒトツバ)の害虫キオビエダシャク大量発生に注意
キオビエダシャクとは
成虫(蛾)

- 開長約6センチ
- 体長約2センチ
- 羽色は濃紺に黄色の帯がある
幼虫(シャクトリムシ)

- 体長約5センチ
- 黒、黄色、オレンジのまだら模様
- 振動を与えると糸を吐いて垂れ下がる
発生
年3~4回(4月~11月頃)
被害
成虫そのものにイヌマキに対する害はありませんが、成虫がイヌマキの樹皮の裂け目や付け根の粗皮部に卵を産みつけ、ふ化した幼虫がイヌマキの葉を食べて木を枯らし、枯死することもあります。
対策
- 幼虫が少ない場合は木をゆすって落ちてきた幼虫を捕殺します。
- 木の根もとの土中には茶褐色のさなぎがいるので、掘り起こして捕殺します。
- 幼虫が大量発生している場合には、薬剤散布が効果的です。
成虫やさなぎには効果が見られません
薬剤名 | ロックオン | スプラサイド(乳剤) | トレボン(乳剤) |
---|---|---|---|
希釈倍数 | 1,000倍 | 1,500~2,000倍 | 4,000倍 |
薬剤持続期間 | 約3か月 | 約3日 | 約3日 |
散布適期 | 発生前(4~5月)・幼虫期 | 幼虫期 | 幼虫期 |
薬剤は近くのホームセンター、農協、園芸品店などの農薬取扱店で購入してください。
薬剤ごとの希釈倍数は必ず守ってください。(決められた希釈倍数より濃い濃度では散布できません。)
スプラサイド乳剤は劇物のため、購入の際は印鑑、身分証明が必要です。
薬剤散布上の注意
薬剤散布を行う場合は、事前に近所の方に連絡し、使用方法や取り扱いを正しく守り、風がないときに飛散防止対策を行ったうえで、むらなく葉の裏までかかるように散布してください。
ご自身で薬剤散布ができない方は、造園業者やさつま町シルバー人材センター等にご相談ください。ただし、業者による薬剤散布は有料です。
キオビエダシャクについて (PDFファイル: 739.8KB)
動力噴霧器の貸し出しについて
町内で薬剤散布を公民会等グループや2戸以上の世帯で共同で行う場合は、町の保有する自走式噴霧器を貸し出します。薬剤や燃料などは各自で負担していただきます。
ご希望の方は農林課林政係までお尋ねください。
この記事に関するお問い合わせ先
さつま町役場 農林課 林政係
〒895-1803
鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城屋地1565番地2
電話番号:0996-24-8949
ファックス:0996-52-3514
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更新日:2024年04月01日