有形文化財(彫刻)

更新日:2023年06月16日

県指定文化財

9.さつま町の木像僧形坐像(伝島津尚久像)(令和5年5月2日指定)

さつま町木像僧形坐像(伝島津尚久像)

本像は宮之城島津家初代「島津尚久像」として伝えられてきましたが、鎌倉時代以降、わが国の仏教彫刻史の中心に位置した「慶派」の仏師法印康俊あるいはその仏所の手になるものと見られ本県でははじめての発見作例です。島津尚久像として伝えられたのは廃仏毀釈の難を避けるためにそのように呼びならわされたのではないかと想像され、本県の歴史、仏教史を知る上で貴重な仏像です。

町指定文化財

62.伽藍神(平成6年3月)

伽藍神の写真

元来中国の道教の神で、仏像を安置した廟を「伽藍」といい、これを守護する神とされています。現在これと同型の石造は県内に二基しか確認されていません。高さは77センチメートルで、幅は30センチメートルあります。頭に道帽を頂き、厚い道服を着て両手を中央で組み眼を見開いています。

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