議会のしくみ

更新日:2023年03月22日

議会とは

町議会とは、「より良いさつま町」をつくるために、町全体の決まりごと(条例)やお金の使い方(予算)などについて、話合いをして決めるところです。

議会のしくみ(さつま町の町議会と公民会の総会)についての説明図

町長が条例や予算などを議会に提案して、話合いを進めますが、議員から条例や予算を提案することもできます。

なぜ議会が必要なのか

公民会などでは、地域住民全員で話し合う「総会」がありますが、さつま町の人口は2万人近くいるため、住民全員の意見を聴くことや話合いは事実上不可能です。

そのため、選挙で町民の代表者を選んで、さつま町のこれからのことやお金の使い方などを話し合って決める必要があります。(町民の代表者=町議会議員)(話し合って決める場=町議会)

議員は、町民の代表者であるため、住民の意見を集約して議会で発言する必要があります。

議員のしごと

町議会議員は、主に次のようなことをします。

  1. 町の決まりごと(条例)を決めたり、改めたりします。
  2. 町の仕事をするための予算を決めたり、正しく使われているかを調べたりします。
  3. 町の仕事が、町民のために正しく公平に行われているかを調べます。
  4. 国や鹿児島県などに対して、意見や要望を伝えます。

議員は、住民の意見を聴き、住民の代表者として議会活動を行います。

住民が議員に意見を伝える場として、「町民と議会との意見交換会」(隔年開催)、各種団体との意見交換会などのほか、地元の会合等で意見を伝えることもできます。

町内の団体で議員との意見交換を行いたい場合は、議会事務局までご連絡ください。(各種団体の例:商工会、町PTA、保育連合会、高齢者クラブ、女性団体、民生委員、公民館長会、消防団など)

町議会と町長、町民との関係

町議会、町長、町民の相関図の画像

1.選挙と納税

町民は、自分たちの代表者として町長や町議会議員を選挙で選び、さつま町をより良くするために必要なお金を納税します。

2.条例や予算などを提案

町長は、議会に対し、町の決まりごと(条例)やお金の使い方(予算)を提案します。

3.条例や予算などの議決、町の事務の調査

議会は、提案された町の決まりごと(条例)やお金の使い方(予算)が、町民のために正しく公平に行われているかを調査し、決定(または修正して決定)します。

4.住民サービス

町長は、議会で決定された決まりごと(条例)やお金の使い方(予算)を受けて、町民から納税されたお金で住民サービスを行います。

5.議会報告、広報広聴

議会は、町民に対し定期的に議会活動の報告を行い、町民の意見を広く聴いて、次の議会活動につなげます。

請願・陳情

町民は、自分たちの要望を議会に反映させるため、請願や陳情を行うことができます。

詳しくは、「請願・陳情」のページ(下記リンク)をご覧ください。

どんな会議があるのか

本会議

町の決まりごと(条例)やお金の使い方(予算)は、「本会議」で決定されます。

本会議は、議員全員で構成される会議で、議案の可否を最終的に決定します。

会議を開くには定数の半数以上の議員の出席が必要で、議会の意思は出席議員の過半数で決定しますが、可否同数(賛成と反対が同じ人数)の場合は、議長が決定します。

定例会と臨時会

本会議には、年に4回(3月、6月、9月、12月)定期的に開かれる「定例会」と、必要なときに開かれる「臨時会」があります。

定例会では、町の決まりごと(条例)の制定や改正、廃止のほか、これからのお金の使い方(予算)、正しくお金が使われたか(決算)などを話し合います。

臨時会は、緊急にお金の使い道などを決定しなければならないときに、議会の決定を得るために開かれます。(例:災害復旧やコロナ対策給付金のための予算)

委員会

委員会では、いくつかの部門に分けて少人数で専門的に詳しく調べたり話し合ったりします。

委員会での調査内容や決定事項は本会議に報告され、最終的に本会議で決定します。

現在、町が設置している委員会については、「委員会」のページ(下記リンク)をご覧ください。

全員協議会

本会議や委員会のほかに、議員全員で構成する「全員協議会」を毎月開催しています。

全員協議会は、町政全般に関わる事項や、議会の運営に関する事項などを協議するため、全議員で行う会議です。

会議の流れ

定例会での一般的な会議の流れは、次のとおりになります。

1.議案上程(本会議)

町長が、町の決まりごと(条例)やお金の使い方(予算)などについて議会に提案し、その理由を議員に説明します。

2.質疑(本会議)

町長が行った提案理由の説明に対し、議員が質問をします。

3.委員会付託(本会議)

内容が複雑なものや詳しい調査が必要なものについて、委員会で調査して良いか確認します。

4.一般質問(本会議)

町長が提案した議案以外の町の政策について、議員が町長に質問します。

5.委員会審査(委員会)

委員会に付託された(任された)議案について、委員が詳しく調査し、町長や担当課長に質問します。

委員会では、それぞれの議案ごとに話し合って賛成か反対を決定します。

6.委員会報告(本会議)

委員会で話し合った結果を委員長が本会議で報告します。

7.議決(本会議)

それぞれの委員会の報告をもとに再度議員全員で話合い、賛成か反対かを多数決で決定します。

町長の提案を本会議で決定することで、最終的な町の決定となります。

会議の内容を見るには

会議の日程は、「定例会等予定表」(下記リンクをご覧ください)に掲載しているほか、「議会だより」で次回定例会の予定を掲載し、開会前に町防災行政無線でもお知らせしていますので、是非ご覧ください。

傍聴

本会議や委員会では、会議の内容を見たり聞いたりすることができます。

このことを「傍聴」(下記リンクをご覧ください)といい、さつま町の議場には32席の傍聴席があります。

YouTube配信

本会議の様子は、インターネット(YouTube)で生中継されています。また、過去の本会議の様子も配信しています。

詳しくは「ライブ中継」のページ(下記リンク)をご覧ください。

議会だより

定例会が閉会した約1か月後(2月、5月、8月、11月)に、議会の広報紙「議会だより」を発行して、一般質問の内容や決まったことなどをお知らせしています。

この記事に関するお問い合わせ先


さつま町役場 議会事務局 議事係

〒895-1803
鹿児島県薩摩郡さつま町宮之城屋地1565番地2
電話番号:0996-24-8911
ファックス:0996-52-0704
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